義歯づくりに大切なのは、咬み合わせ

私たちは咬合採得ならびに人工歯排列を特段重要視しています。金属床の設計・デザイン、たとえ一本義歯であっても人工歯の当て方及びかわし方なども咬み合わせによって変えるほど、義歯製作をするうえで最も重要な項目だと思っています。

 

さまざまなシステムや印象採得の方法もありますが、不適切な咬合と不適切な排列では必要な効果を発揮できずにステップが無駄になってしまうこともあります。成功させるためにもやはり咬合採得ならびに人工歯排列の連続性が重要だと考えます。

 

総義歯治療の最終的なゴール、平均値に準じた健康的な口腔内に戻すという理想を掲げて取り組んでおります。バランスの悪い噛み合わせだと歯・顎堤・顎関節ならびに身体全体にも悪影響を及ぼしてしまうこともあります。そのため、部分床義歯でも残存歯などの現状を踏まえつつも、根本的には総義歯治療での考え方を加味して製作いたします。

 

先生方は保険の義歯であっても患者さんに多くを求められることと存じます。患者さんのご要望をお聞きし最善を尽くしますが、状況によっては患者さんにとっても先生にとっても我々にとっても不利益が生じる可能性が考えられる場合はご相談させていただきます。

 

また、咬合採得の時点で不安定だったり通常と大幅なズレがありそうな状態でしたらご相談・ご検討をいただく場合があります。

 

仕事柄、歯がなくなっていく様子も見ますので、噛み合わせの状況によっては義歯での過剰な審美への対応は致しかねます。

 

ロウ堤での咬合採得の見極めは難しいと存じておりますが、過去には再バイト・再排列の繰り返しが多くなることもありました。ここ最近では先生方のご協力もあり年間を通して数ケースでおさまっています。

 

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可能な限り患者さん、先生、クラウンブリッジ担当の歯科技工士さん、我々とで連携・協力しバランスを整え金属床義歯製作に向けたプロビジョナルデンチャー製作へ

義歯でもいかにして戻してあげられるか

総義歯治療で学んだ知恵・技を使います

健康な歯は一本100万円以上の価値があると言われます。また、頭はボーリングの球と同程度の重さとも言われています。それに伴い、体のバランスや歯牙位・顎位なども刻々と変化しているものだと思います。

 

天然歯列(2800万円以上の価値)であれば骨格矯正・歯列矯正などさまざまな治療があると思います。

 

義歯を選ばれた方に対しても患者さんと先生と我々とで天然歯を残しつつも可能な限りバランスを整えて義歯を製作、上下粘膜負担の総義歯であれば治療を経て患者さんそれぞれにとってのバランスの取れた(2800万円様の)総義歯を先生と共に患者さんに届けられたらと考えます。

 

最近ではインプラントオーバーパーシャルプロビジョナルデンチャーで天然歯の歯列移動を行ったり、仮の義歯を使って天然歯の動揺を抑えて新製義歯を製作したりするケースも携わらせていただきました。保険の総義歯であっても対合のクラウンブリッジを可能な限りバランスを整えていただけております。